20140625/寝れないからネットワーク構築のテスト勉強3
動的ルーティングについて
自律システム(AS / Autonomous System)とは
大規模なTCP/IPネットワークの中で様々な組織が保有・運用している、自立したネットワークのこと。
内部と外部とでルーティングのためのプロトコルも異なる。
内部ゲートウェイプロトコルと外部ゲートウェイプロトコル
(IGP / Interior Gateway Protocol)
(EGP / Exterior 〃)
IGPは自律システム内のルーティング情報を交換するために用いるプロトコル。
・RIP(v1,v2)
・(E)IGRP
・OSPF
などがIGPである。
EGPは自律システム間を結ぶために使われるプロトコル。
BGP(Border Gateway Protocol)がこれに当てはまる。
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ルーティングプロトコルは更に細分化される。
・ディスタンスベクタ型プロトコル
・リンクステート型プロトコル
・拡張ディスタンスベクタ型プロトコル(ハイブリッド型プロトコル)
ディスタンスベクタ型は
隣接ルータ同士での経路情報交換にて接続を行う。
他のルータより受信したルーティングテーブル + 自分が直接接続しているネットワークを加えたもの
を受信したインタフェース以外のインタフェースに流す。
RIPがこれに入る。
リンクステート型は
各ルータが自分が直接接続しているネットワーク情報を全体へ流す。
各ルータは共通のトポロジデータベースを所有する。
(トポロジデータベースとトポロジテーブルって同じもの??)
OSPFはこの型である。
拡張ディスタンスベクタ型は
上2つのいいとこ取りである。EIGRPがこの型となる。
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EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)について
Cisco社独自のプロトコル。
特徴としては
・90秒毎に経路情報を隣接ルータへブロードキャスト
・コンバージェンス(全てのルータが全ての最新経路を認識している状態のこと)が高速である
・VLSM,CIDRをサポートしている
・DUALによりルーティングループを回避
・経路選択において、[帯域幅・回線の遅延・信頼性・負荷・MTU]を参照する(K値で表す)
・IP以外にIPXやAppleTalkもサポートする
が挙げられる。
EIGRPにてルートを交換する場合には、まず隣接している関係を確立しなければならない。
このときに用いられるのが
・Hello, Ackパケットの受信
・AS番号の一致
・同一メトリック(K値が同じ)
である。
また、EIGRPではRTP(Reliable Transport Protocol)を利用する。
動作順としては
1. RooterA => RooterB にHelloパケット送信
2. RooterB => RooterA にUpdateパケット送信、トポロジテーブル更新
3. RooterA => RooterB にAckパケット送信、ネイバーテーブルに登録
4. 1~3を相互に行いネイバーの関係を確立
である。
EIGRPで保持されるテーブルは次の
・ネイバーテーブル
・トポロジテーブル
・ルーティングテーブル
である。
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DUALについて
EIGRPにおけるルーティング用アルゴリズムである。
(Diffusing Update ALgorithm / 拡散更新アルゴリズムの略)
コンバージェンスが高速であるのが特徴。
DUALでは
・フィージブルディスタンス(FD)
・アドバタイズディスタンス(AD)
・サクセサ(Successor)
・フィージブルサクセサ(FS)
を利用して経路を選出する。
FDは宛先ネットワークまでの最小メトリック、
ADは宛先ネットワークまでのネイバーが通知してくるメトリックである。
(FDはAD + ネイバーまでのメトリック?)
サクセサは宛先ネットワークまでの最適経路であり、FDが最小でなければいけない。
ここでサクセサが選出された後にフィージブルサクセサが選出される。
フィージブルサクセサはサクセサがダウンした時の予備である。
絶対条件として、フィージブルサクセサになるためには「サクセサのFD > FS候補のAD」という式が成り立たねばならない。
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アドミニストレーティブディスタンス(AD)
にてルーティングプロトコルの信頼性は定義される。
このAD値が小さいほど信頼性は高くなる。
・直接接続 … 0
・スタティックルート … 1
・EIGRP … 90
・IGRP … 100
・OSPF … 110
・RIP … 120
覚えること多いなぁ
おやすみなさい